@

A

B

C


7月13日(日)

天候 最高気温 最低気温 降水量(前日18時〜当日18時) 風向・風速 気圧
曇りのち雨 9.4℃ 4.7℃ 6mm 西 6m hp

午前中は予報よりも天気が良かったので天狗原方面へ登山道整備に出かけていました。
途中で撮った、槍沢・氷河公園方面の残雪の様子をお伝えします。
尚、これは現状なので来週の3連休にはもう少し、7月末には大半が消えるものと思ってください。

まず、@・Aは天狗池付近の丘から見下ろした槍沢の様子です。
先にAですが、これは画面右が槍沢大曲り付近(標高2150m)、画面左が丸山横付近になります。(標高2300m)
登山道はそのまま@につながります。
Aを見ると、登山道はほとんどが雪渓上となりますが、傾斜はゆるいので特に心配はいりません。
雪歩きに自信のない方はストックをお持ちになるといいかもしれません。
@に入ると、グリーンバンド(標高2600m)まではほとんど夏道上のルートとなります。
それより上部・殺生ヒュッテ付近までところどころ雪渓上を歩くことになりますが、傾斜はゆるいところの雪なので心配はいりません。


ついで、天狗原・氷河公園。
@で、赤い線で示していますが槍沢登山道との分岐から先はほとんど雪渓上のコースとなりますが、こちらも傾斜のゆるい部分ですので心配いりません。
@で赤い線が切れた先には急傾斜の雪渓のトラバースがありますが、雪切りの処置を施していますのでストック等でバランスをとりながら注意していただければ問題なく通過できます。

Bは天狗池付近から横尾尾根方面を見上げた様子です。
道は右から入って、上へ登るかたちになります。
またCはその逆、横尾尾根から氷河公園を見下ろしたものです。
青い丸が天狗池です。
残雪は多めですが、急斜面の雪はあと1週間もすれば解けてしまう程度の雪です。
あとはカール底などの平坦地に残るだけなので心配はいりませんが、来週の3連休にここを下る方は念のためにストックをお持ちになったほうがいいかもしれません。

以上が、残雪の様子です。

次にお願いですが、この方面への夏前の整備は今回が最後になります。
雪が解けるとともに目印用の旗竿が倒れてしまうので、雪渓上に転がっている赤い布の付いた旗竿があったらまた差し直していただけると助かります。
ただ、倒れた旗竿が風でとんでもない方向へ転がっていることもありますので、そのあたりは前後の目印との位置関係を確認のうえお願いします。
また、もう雪が完全に解けて、岩の上に転がっている旗竿があればそれはそのあたりの岩の隙間にでも立てておいてください。
秋には回収いたします。

どうもややこしいことを書き連ねて失礼いたしました。
最後に槍・南岳界隈では横尾尾根の2800m付近に数株しかみることのできない「ハクサンチドリ」で目を休めてください。


[PR]動画