７月１６日（水）

今日も爽やかな晴天の一日、ただ気温が低く寒いです。
南岳新道上部の雪切りとあわせて写真の場所へ立ち入り禁止のロープと看板を設置しに行ってきました。
南岳新道中間部は意外にお花畑の宝庫で、写真の場所も７月下旬から８月中頃まではシナノキンバイやコバイケイソウ、アザミなどが見事に咲きそろうお花畑ですが、見てもわかるようにかなり踏み荒らしが進んでいます。
この９９年に新設された南岳新道はそれまでは冬山ルートとして使われてはいましたが、それ以外の季節は自然のままの姿でした。
高山植物はもちろん、熊や雷鳥・イヌワシもよく見かけます。
このコースを新たに登山道とした事業主体である山小屋が偉そうなことを言う資格はないかもしれませんが、極力自然へのダメージを少なくするためにハイマツ帯には木道を設置するなどの努力はしています。
これ以上の自然破壊を避けるためにも登山道以外の踏み込みは絶対にやめてください。
わざわざ道を外れなくても、登山道からでもニッコウキスゲやコバイケイソウ、クロユリ・・・いろいろな花々がこれから咲き競います。
急な登りの辛い登山道ですが、それらの花で目を休めながら楽しく登ってください。