7月21日(月)

天候 最高気温 最低気温 降水量(前日18時〜当日18時) 風向・風速 気圧
雨のち曇り 10.5℃ 5.8℃ 21mm 西 4m 706hp

一夜の騒ぎのあとに残るのは静けさと大量のゴミ。
3連休最終日ということでほとんどの登山者は帰路につき、山は静けさを取り戻しましたがその後片付けに午前中いっぱい追われました。
写真はお客さんが残していってゴミや空き缶など。
このほかにも食事の用意ででたゴミや、トイレの使用済み紙(通称:う◎こ紙)、それにビールや食材のダンボール紙などを合わせると膨大な量になります。
最近はゴミ箱を置かない山小屋も多いらしいけど、ここはまだそんな危機的な状況にはないので宿泊者のゴミは快く受け取ってます。
ただ、きちんと分別してくれればいいのですが、燃えるゴミの中にビンや空き缶、またあまった果物やおにぎり・前の山小屋のほとんど手をつけていないお弁当・タッパーに詰めた蜂蜜漬けのレモン・・・
こういうものを捨てられても燃えないから困るんですよね。
せめてそれくらいのマナーは守って欲しいところです。
また、行政指導として最近はゴミは完全にヘリで下ろすか高温で燃焼させてダイオキシンを発生させないような高級焼却炉の導入を求められています。
といっても毎日大量に出るゴミをヘリの便があるまでためておくことはできないし、こんな小さな山小屋では数百万円もするような焼却炉なんて買えるはずもない。
ということで、当面は従来の通り昔ながらの焼却炉で対応することになります。
 (そんなことをいつまでも言ってはいれない状況なんですが・・・)
そうして焼却したゴミの灰はある程度貯めおいてから袋詰めにしてヘリで下ろしています。(下の写真)
せめて一人一人が自分のゴミだけでも持ち帰っていただければこんな問題ももっと簡単に解決できるのですが・・・

余談ですが、缶ビ−ル350mlで500円。
この値段にはビールの仕入れ代と荷上げするヘリ代、そこまでは誰もが想像つくかもしれませんが、
それにプラス空き缶を下ろすヘリ代・空き缶を処理業者に引き取ってもらう代金、それに関わる人件費、山ではそこまで手間と金がかかっているということを知っておいていただければ幸いです。

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